ESAとの出逢い
ボランティアって・・・NGO活動って何???スタートは私もそんな感じでした。現在、教室の収益の中から少額ですがNGO団体「ESA アジア教育支援の会」に寄付をさせて頂いています。
「偉いね〜」「何で突然そんな気になったの?」なんて言葉もよく頂きますが、恥ずかしながら私は慈善の心に満ちあふれている立派な人間ではありません。全財産投げ打つ覚悟もないし、会の活動に積極的に時間を捧げられる余裕も自分の中にありません。両親が小さな頃同じようなボランティア活動をしていたことから、寄付をすることより、ボランティアスタッフとして、事務所の運営を支えることの方が何倍も大変なのも良く理解しています。
きっかけは・・・
では何故???なのですが。
きっかけは数年前に紅茶の勉強を始めたことでした。
「ダージリン」にはかつて120を超える茶園があったこと、その茶園が現在70近くまで減少していること。老朽化した茶畑、工場を建て直すほどの資金が現在のインドにはなく、技術も不足していること。
「もしかしたら20年後にはダージリン???そんな産地もあったね、なんて言っているかも知れませんね」ちょっと寂しげな先生の呟き。
ダージリン紅茶が大好きな私は純粋に「この紅茶が飲めなくなる日が来るなんて嫌だ!」と思いました。しかし、たった1人の愛飲家の私に一体何が出来るのでしょうか。
「ダージリンを沢山飲もう!ダージリン紅茶を沢山買おう。そうしたら茶園が潤う!」なんて単純に考えたのを覚えています。
紅茶研究家 磯淵氏の本を読んで
大好きな紅茶研究家であり、私の紅茶の師でもある磯淵氏の著書の中に、スリランカの茶園のエピソードがあります。
氏が過酷な労働を明るい笑顔でこなす茶摘み婦の姿を見て、茶園主に「彼女たちの最大の望みは何か?」というような質問を投げかけると・・・茶園主は言います。「彼女たちの望みは、子供達が白い制服を着、靴を履き、毎日学校に通えることだ」と。そして、それはとても難しいことだと・・・。
以前読んだときは何気なく読み流してしまったページだったのですが・・・模索していた私にとってはとても衝撃的な1ページでした。
産地の現状はどこも似たり寄ったりと聞きます。ダージリンだけでなく、全ての産地の労働者に「美味しい紅茶を有り難う」の気持ちをどう伝えればいいのか。
ESAとの出会い
インターネットで検索しているうちに、インドに対するNGO活動をしている団体を幾つも見つけました。しかし、どれもピンとこない。もちろんどの団体の活動も尊敬すべき尊い活動です。私は「インドに援助がしたい」わけではないということを自分の中で確認してしまいました。「紅茶の産地・茶園」に関わる援助がしたい!これはもう自己満足の世界ですね(^^;;アセアセ
「ボランティア、支援、紅茶、ダージリン」キーワード検索をしていたそんな時「ESAアジア教育支援の会」との出会いがありました。
「茶園の中にある学校」を中心に教育支援活動をしている団体。ホームページを見ると「ダージリン」の中にも援助対象の学校があるではないですか・・・!!!!早速資料請求をしました。
茶園の現実
磯淵氏の本から茶園の労働者の生活環境・レベルは決して良いものではない・・・と言うことは想像していたのですが。届いた資料の中にあった「ESAアジア教育支援の会」の理事であるフリーライターの今西氏の書いた「飢えを食らう子どもたち」というリポートに私は激しいショックを感じました。
そこに書かれていたのはバングラデッシュの茶園に暮らす子どもの生活。「現代の奴隷制度」今西氏がそう表現する茶園の現実。(茶園の子供達のページに転記させていただいています)
茶園で生まれ、茶園で死ぬ・・・外の社会と隔離された茶園の生活。安い賃金、不等な労働を疑問に思うことさえできない人々。
「本当の意味での支援とは、金銭や食料を調達することだけではない。子どもたちに教育を施し、彼らが自立できる国を作ることこそ真の貧困撲滅であり、今日の米100キロより、教育がより多くの人々の胃袋と、心を満たしてくれることは間違いない」(今西氏)
「ESAアジア教育支援の会」のスタッフは決して紅茶好きの方々ではありません。純粋に「教育」という面で茶園地域にアプローチを続けています。
できることから
正直私には難しいことは分りません。
ただ茶摘み婦の望みが「自分の子供達が毎日学校に通えること」ならば、少しでもその夢を叶えてあげたい。
子供達が自立をして、本当の意味で喜びを見いだして将来茶園を維持して欲しい。
ティーテイスターが紅茶の神様ならば、茶園の労働者達は紅茶の天使ではないかな・・・そんなふうに思うのです。
ボランティア活動は継続してこそ意味を持ちます。一時の気の迷いで寄付すること(もちろんそれも大切ですが)より、少なくても5年は支援を続ける決意を持とう・・・そう考えて、お茶会の活動が停止しても私個人のお財布から続けて出せる金額をスタートとしました。
特別すごいことをしている・・・という感覚は全くありません。「大好きな友達に誘われて1回飲みに行ったと思う!」そう考えれば出来る・・・と思ったのです(苦笑)
またスタッフは年に何回も様々な茶園を訪れ、見学ではなくもっと根っこの深いところでの視察をしています。生の現地情報、そして茶園の写真などのネガを貸して頂いたり、産地の名産品を譲って頂いたり・・・寄付以上にすっかりお世話になっているのが現実です(^^;; ヒヤアセ
少しずつ培っている紅茶の知識でいつかもう少しお役に立てればな・・・なんて思っています(苦笑) 遠い先の話でしょうが・・・。
いつか・・・
私個人の名義で支援をさせて頂いていますが、「ESA」のスタッフには、このお金は教室に参加してくれている全員からの寄付です、と伝えています。
援助は1人の子供に対して個人的に行われるのではなく(個別援助は子供達の間に優越感や妬む心を植え付けてしまうそうです)学校に対して行われています。「Cha Tea」の子供達はダージリンとバングラデッシュにいます。
金銭的な援助だけでなく、クリスマスカードを書いたり、子供達に手紙を書いたり・・・そんなことも大切な援助になります。
いつか、子供達の作る「紅茶」を飲める日が来ると良いな・・・その日を楽しみにしている私です。
特定非営利活動法人 ESAアジア教育支援の会
ESAアジア教育支援の会とはアジアの貧しい子どもたちに教育を送る会です。
Education Sponsorship in Asia の頭文字を綴り、略称ESAと呼んでいます。
1979年に教育里親運動をはじめ、会員里親が里子たちの教育費を出す制度によって、現在までに約1800人の子どもたちが学業を終えることが出来ました。今も約1300名のESAの子どもたちが学校教育を受けています。また、指導者養成や女性自立のための職業訓練をおこなっています。テレジア基金への寄付を募り、教育環境整備(学校建設など)も行っています。

(ESAアジア教育支援の会 ホームページより転記)

紅茶1万杯ラリー、講師派遣、学習会、スパイスの販売などの活動もされています。興味のある方はホームページをのぞいて下さい!!!
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