茶園への支援
Cha Tea 紅茶教室はESAアジア教育支援の会に売り上げの一部を寄付しています。茶園の子供の笑顔を守りましょう。

茶園の現状
ngo-3.jpg紅茶教室を開設して8年。「お茶の産地ってどんな所だろう?どんな人たちが作っているのだろう?」そんな思いから、年に数回夫婦で紅茶産地を訪れる旅をしています。

紅茶に関わる仕事をしている人々、子供達の生活に触れ、英国的な華やかな紅茶のイメージとはまた異なる産地の現実に直面し、最初はとても戸惑いました。「1日100円に満たない給料」「学校に行かず親の手伝いをしている子供達」・・・茶園はまるで下界と隔離された別世界でした。英国の植民地支配により確立した茶園は、国が独立したあともその影を引きずっています。

茶園の労働者は1つの村に住んでいます。家賃はありませんが、共同トイレもなければ、電気も水道もありません。彼らは朝から晩まで茶園で働き、一日約20キロの茶葉を摘みます。しかし、それに対してもらえるお金はわずか100円ほど。賃金は国の茶園協会で決められており、どこにいっても茶園で働く人々の収入はほぼ同じです。彼ら茶園で働く人々の生活はまさにハンド・ツゥー・マウス(手から口)、何とか今日食べることで精一杯なのです。ノルマを超えて茶葉を摘めれば、1キロに対し追加の賃金がもらえます。そのため、幼い子供達も母親の手助けをするために茶摘みをしている現実があります。

当然、村に学校などなく、親も文字を読んだり書いたりすることはできません。もちろん子ども達も教育をうけたことなどないので、彼らは奴隷同然の安い賃金で働き、一生茶摘みをしてその日暮しを続けるしか他に方法はないのです。

教育支援
ngo-2.jpgChaTeaでは、紅茶が好きな方に産地の現状を伝えたい、と8年前よりESAアジア教育支援の会に協賛させていただいています。

ESAでは、現地の修道会と協力し、子ども達に教育を施し、社会的に自立できるようにと、茶園の村に学校を建てることを進めています。しかし、茶園の多くのオーナーの中には村に学校を建てることを快く思わない人も沢山います。何故なら教育を受けた子ども達は茶園に留まらなくても、村の外に出て自立できるようになるからです。安い労働力を得るには教育は邪魔なのです。

現在ESA支援により、インド・ダージリン、バングラディシュ・シレットなど各産地に学校の建設が進められています。Cha Tea もささやかながら毎月学校建設のため寄付をさせていただいています。

最近日本では生産者の顔が見える食品が増えてきています。紅茶も同じです。どんな人が作っているのか、現地の環境はどうなのか、生産者を知ることで、より充実したティータイムを過ごせるかと思います。

「教育問題」というと敷居を高く感じてしまう方にも、身近な存在の「紅茶」をテーマにすることで産地の抱える問題を少しでも伝えていけたらな、と思います。私1人の力はとても小さいのですが、皆さんのお力を借り、今後少しでも産地に還元ができればと思っています。

ESAを通して子供達との関わりを持てたことで、今年も心豊かな気持ちで産地から届くお茶を楽しむことが出来そうです。次に子供達の笑顔を見られる日が今からとても楽しみです。

ESAアジア教育支援の会
ESAアジア教育支援の会とはアジアの貧しい子どもたちに教育を送る会です。
Education Sponsorship in Asia の頭文字を綴り、略称ESAと呼んでいます。
1979年に教育里親運動をはじめ、会員里親が里子たちの教育費を出す制度によって、現在までに約1800人の子どもたちが学業を終えることが出来ました。今も約1300名のESAの子どもたちが学校教育を受けています。また、指導者養成や女性自立のための職業訓練をおこなっています。テレジア基金への寄付を募り、教育環境整備(学校建設など)も行っています。 (ESAアジア教育支援の会 ホームページより転記)

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