ChaTeaの支援活動記録
2004年2月

ESAからの会報と一緒に、ダージリン、バングラディシュの子供達からの手紙が3通届きました。母国語を書くこともできなかった子供達が、ESAの支援により、こうして里親の私たちに英語で手紙を書いてくれる・・・素敵なことですよね(^-^) 我が家には子供がいないけれど、こうして世界のどこかに大切な子供達がいること、本当に感謝しています。

しかし9歳の男の子からの手紙には、辛く厳しい生活の現状が書かれていました。勉強するためのお金が欲しい・・・と。まだたった9つの子供の直面している現実。彼の進級試験(不合格だと、支援を打ち切られてしまう可能性もあるのです)をただただ祈るばかりです。

会報の中に、ダージリン紅茶事情というコラムがありました。
以前120あった茶園が、今は70近くまで減少してきていること。そのうち利益を上げている茶園は10あまりで、残りの茶園は倒産の危機に瀕しているとのこと。新聞でも毎日のように、茶園オーナーと労働者の衝突が伝えられているそうです。

この話は、紅茶関係者の集まりでも話題に上がることは多いのですが・・・現地民の立場に立ったコラムにはグサッときました。
・茶樹の老朽化
・山岳地地帯という地形上機械化を導入できず生産率が上がらないこと。
・有名茶園の紅茶のみが市場で高値で取り引きされ、それ以外の紅茶はスリランカなど他産地の台頭もあり以前のように売れなくなってきていること。

有名茶園・・・ダージリンの紅茶好きの方ならば思い当たる茶園名が幾つかあるかもしれませんね。知名度がある茶園は、同じイギリス人のオーナーグループが管理していることも多いのが現状です。
これまでは例え低くても、働くことにより収入を得られていましたが、茶園が倒産すれば、労働者達は収入の道をたたれてしまいます。何十年も茶摘みのみをしてきた彼らに新たな職が探せるのか、住む場所はどうなるのか(茶園は低賃金ですが、住む場所は与えられます)・・・問題は山積みのようです。

Cha Tea で援助している子供達の学校がある茶園は、正直名前が通っている茶園ではありません。ですから、彼らの作ったお茶を買おうとしても日本の紅茶屋さんでは取り扱いがされていないのが現実です。
一部の茶園だけでなく、ダージリン全体の紅茶産業を盛り返していくために、いったい何ができるのか・・・とても難しい重い問題です。

2003年10月

国際ジャーナル社から出版された「国際協力ガイド2005」にほんの少しですが、Cha Tea として支援しているNGOの件でインタビューを受けた記事が載りました。
里親など、現在積極的に支援を行っているのはかなりご年輩の方が多いそうです。その方達が退職やご病気等の理由で支援に参加することが難しくなってきている今、財政的に支援活動を続けることが困難になる団体も多いそうです。若い人の関心を高めようとの企画インタビューでした。
支援している以上のものをダージリンやバングラディシュの子供達からもらっていることなど話しました。

2003年5月

ESAを通して、バングラディシュの子供達から手紙が届きました(*^_^*) 拙い拙い英語でのお手紙。
「花の絵を描くことが好き」と書いてありました。そして「みんなに感謝している」と。

同封されていた、カラグール・グループ便りには昨年10月より現地の担当となった神父さんからのレポートがありました。「ここの人々は昔から紅茶農園で働き、自分の土地も持たず、農園主に全く依存した生活を送っています。教育の機会も与えられず、健康と衛生管理の設備もありません。私たちは、彼らに、教育、健康管理そして人間としての当然の権利を知らせ、生活向上のために彼ら自身で何が出来るかを教えようとしています。
ESAと共同でこの地域を支援し始めてまだ1年しか経っていませんが、彼らの間に大きな変化が現れています。子供達は制服を着て、学校へ通い、栄養のある食事が学校で支給されるのでとても元気になってきました。学校での勉強の楽しさもわかり、休むことなくきちんと登校します。健康診断も定期に実施しているので、軽いうちに治療が出来るようになりました。これも皆さんが関心を抱き、日々の生活で子供達のために犠牲を払ってくださっているおかげです。本当に心から感謝しています」

神父さんは犠牲を払う、と書かれていましたが、この活動を通して私たち自身が沢山の大切なことを学ばせていただいていることを考えると、支援とは対等の関係の中でこそ成り立つものだと思えます。

神父さんのレポートの最後はこんな言葉で締めくくられていました。
「ESAでは、教育設備を整え、よりよい環境で子供たちが勉強できるように学校建設を計画していますが、土地の問題で難航しています。彼らの住む地域は全て紅茶農園主の所有地であり、もし、ESAが土地を買うことが出来れば問題はないのですが、法律で土地の売買は禁止されているのです。農園の管理者は学校建設に同意しているのですが、ロンドンに住む農園主が現地に戻るまで、許可はでません。あと半年も先の事です」・・・と。

子供たちが早く軒下の教室ではなく、きちんとした教室で授業が受けられるよう、応援したいと思います。

またESAのニュースレターJOY、44号、45号と連続でCha Tea との関係が紹介されました。
44号では、Cha Tea とESAとの出逢い、活動参加に至るまでの経過が、そして45号では1月「紅茶畑の子供たち 〜バングラデシュの紅茶を楽しむ会〜」の参加者の感想を載せていただきました。皆さんから頂いた中から6通の感想が紹介されました。

私からは、ESAの他の会員の方に、こんな文章を載せていただきました。
『紅茶というとやはりイメージ的に「華やかな」部分が強調されているので、参加者の方が今回のテーマに興味持ってくれるか一抹の不安はあったのですが・・・今西先生の説得力のあるお話、素晴らしい著書に魅了された感じでした。帰り際「ティーバッグ1つでも、もう無意識に捨てれられない」と言っていた方がいて、私もとても嬉しかったです。
お米でも何でもそうですが、作り手のことが分かると、「美味しい」だけでなく、「愛おしい」気持ちが持てるんだなと思います。
「教育」の観念から会に参加してくれているあまたの方にも、彼らのバックグラウンドにある茶園で作られている「紅茶」(生活の糧)がどんな歴史を持ち、作られ、流通し、多くの人に楽しまれているのか・・・そんなことにも興味を持っていただければ嬉しいです。
今回参加してくれたメンバーは、これからバングラディシュの紅茶の味をずっと忘れないと思います。飲むたびに今西さんの言葉を思い返し、ジュトン君のことを思い浮かべ、ちょっと切ない思いと「何かしなくては」という気持ちに駆られることと思います。
一杯の紅茶から、こんなに世界が広がることに、改めて深い感動を覚えています』

2003年1月
2003年1月26日に、イベント編「紅茶畑の子供たち 〜バングラデシュの紅茶を楽しむ会〜」をとうとう開催♪
ESAの理事であり、「ぼくの夢は学校へ行くこと バングラデシュ〜紅茶畑の軒下教室から〜」の著者である今西乃子氏をお招きして、スライドを見ながらバングラデシュの茶園のお話を伺いました。お話しの舞台となるカラグー茶園にはCha Teaの援助する子供達もいるため、当日までドキドキでした。
産地に興味を持つことで、紅茶に対する愛をもっともっと深まった気がします。
今回の企画部は「みかさん・ぽちゃこさん・ゆっきぃーさん」の3名でした(*^_^*)
イベントに22名、親睦会に20名と沢山の方が集まりとても充実した1日でした♪
2002年10月
子供達に送るクリスマスカード兼新年のメッセージを書いてください♪とのESAのお誘いにo(^ー^)oワクワク
和テイストのものが喜ばれるとのことで、メンバーのみかさん宅に、tokoちゃんとお邪魔してステンシルでカードを作りました。図工の時間を思い出しました(笑)すっかり夢中。楽しかった〜!みかさん、ご協力感謝します。



出来上がったカードにメッセージを書きます。10月27日の午前のメンバーで文章を考えます。
なかなかメッセージが決まらない!!!
最終的には、こんなメッセージになりました(笑)

「私達はお茶が大好きな仲間の集まるサークルです。現地の人に感謝しながら毎日紅茶を楽しんでいます。素敵なクリスマス、そして新年を迎えてください」メッセージを、私のダンナが適当に英訳。


午後のメンバーで、実際にカードに書き込みました。
それぞれの個性が出る書き方でしょ。↑がバグラディッシュの子供達に。左がダージリンの子供達に。
締め切りに間に合うように明日発送します。
みんなで和気藹々、楽しいボランティア活動でした〜〜〜!!
2002年8月
「茶園の子供達」の項目でも紹介しているフリーライター今西氏の本をお借りしました。
講演活動も行っている・・・とのことで、「茶園の生の情報」をぜひ講演して頂きたい!とお願いを。
現在12月の出版に向け、バングラデッシュ訪問・執筆活動で多忙とのことで、2003年の初め頃に・・・というお約束を頂く。
2002年7月
「ESA」の事務所を初訪問。会議中のスタッフの会話の真剣さに頭が下がりました。「ESA」のゴールは「ESAがなくなること」、との言葉にちょっとしたカルチャーショックを受けました。
「Cha Tea」の参加している2グループの子供達の写真、そして成績表、履歴書を閲覧。平均月収は600〜800ルピー近くが多く、貧富の差も激しかったです。
会議終了後、ダージリン、バングラディッシュの茶園訪問したスタッフから、現地の様子をお聞きしました。貴重なダージリンの紅茶工場内の写真のネガをお借りしました。
「バザー」で売れなくて困っている・・・というダージリン土産のタペストリーに感激!早速譲っていただきました。「こんな物を欲しがる人がいるなんて」と驚き顔のスタッフ。紅茶好きにとってここの事務所は宝庫かも〜。
「紅茶」を中心の訪問とまた違った現地の情報が聞けて、とても勉強になりました。
「来年は一緒に」と言われ夢が膨らむ〜!
2002年6月
「ESA アジア教育支援の会」に資料請求。資料、活動ビデオを見て、入会を決意。
バングラディッシュ、ダージリンのグループ支援に仲間入りさせて頂く。
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