ESAを通して、バングラディシュの子供達から手紙が届きました(*^_^*) 拙い拙い英語でのお手紙。
「花の絵を描くことが好き」と書いてありました。そして「みんなに感謝している」と。
同封されていた、カラグール・グループ便りには昨年10月より現地の担当となった神父さんからのレポートがありました。「ここの人々は昔から紅茶農園で働き、自分の土地も持たず、農園主に全く依存した生活を送っています。教育の機会も与えられず、健康と衛生管理の設備もありません。私たちは、彼らに、教育、健康管理そして人間としての当然の権利を知らせ、生活向上のために彼ら自身で何が出来るかを教えようとしています。
ESAと共同でこの地域を支援し始めてまだ1年しか経っていませんが、彼らの間に大きな変化が現れています。子供達は制服を着て、学校へ通い、栄養のある食事が学校で支給されるのでとても元気になってきました。学校での勉強の楽しさもわかり、休むことなくきちんと登校します。健康診断も定期に実施しているので、軽いうちに治療が出来るようになりました。これも皆さんが関心を抱き、日々の生活で子供達のために犠牲を払ってくださっているおかげです。本当に心から感謝しています」
神父さんは犠牲を払う、と書かれていましたが、この活動を通して私たち自身が沢山の大切なことを学ばせていただいていることを考えると、支援とは対等の関係の中でこそ成り立つものだと思えます。
神父さんのレポートの最後はこんな言葉で締めくくられていました。
「ESAでは、教育設備を整え、よりよい環境で子供たちが勉強できるように学校建設を計画していますが、土地の問題で難航しています。彼らの住む地域は全て紅茶農園主の所有地であり、もし、ESAが土地を買うことが出来れば問題はないのですが、法律で土地の売買は禁止されているのです。農園の管理者は学校建設に同意しているのですが、ロンドンに住む農園主が現地に戻るまで、許可はでません。あと半年も先の事です」・・・と。
子供たちが早く軒下の教室ではなく、きちんとした教室で授業が受けられるよう、応援したいと思います。
またESAのニュースレターJOY、44号、45号と連続でCha Tea との関係が紹介されました。
44号では、Cha Tea とESAとの出逢い、活動参加に至るまでの経過が、そして45号では1月「紅茶畑の子供たち 〜バングラデシュの紅茶を楽しむ会〜」の参加者の感想を載せていただきました。皆さんから頂いた中から6通の感想が紹介されました。
私からは、ESAの他の会員の方に、こんな文章を載せていただきました。
『紅茶というとやはりイメージ的に「華やかな」部分が強調されているので、参加者の方が今回のテーマに興味持ってくれるか一抹の不安はあったのですが・・・今西先生の説得力のあるお話、素晴らしい著書に魅了された感じでした。帰り際「ティーバッグ1つでも、もう無意識に捨てれられない」と言っていた方がいて、私もとても嬉しかったです。
お米でも何でもそうですが、作り手のことが分かると、「美味しい」だけでなく、「愛おしい」気持ちが持てるんだなと思います。
「教育」の観念から会に参加してくれているあまたの方にも、彼らのバックグラウンドにある茶園で作られている「紅茶」(生活の糧)がどんな歴史を持ち、作られ、流通し、多くの人に楽しまれているのか・・・そんなことにも興味を持っていただければ嬉しいです。
今回参加してくれたメンバーは、これからバングラディシュの紅茶の味をずっと忘れないと思います。飲むたびに今西さんの言葉を思い返し、ジュトン君のことを思い浮かべ、ちょっと切ない思いと「何かしなくては」という気持ちに駆られることと思います。
一杯の紅茶から、こんなに世界が広がることに、改めて深い感動を覚えています』
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